アクアリウム ポリプテルス・セネガルス

ポリプテルスの治療と経過 part1

お久しぶりの更新となってしまいました。9月下旬から病気が発覚し(おそらく穴あき病の類)暫く薬浴して隔離していたポリプテルスさん。回復いたしました!

前回の記事も貼っておきます。

あれから1カ月と少し置いた後、11月には90㎝水槽に戻し、12月8日現在は元々90㎝にいたポリプテルスと一緒に暮らしています。一時はどうなるかと戦々恐々としておりましたが、傷の部分は痣のようになっている程度で、餌も食べて排泄もきちんと確認しております。

これだ!という原因は正直不明ですが、恐らく水の換えすぎによる水質の不安定→生体が弱る→常在菌が牙をむいて病気に…というパターンではないか、という憶測でいます。

餌をよく食べ排泄も頻繁かつ多量である事から、これらを掃除するたびにプロホースで10ℓ、週1の水換えで30ℓほど抜いていましたが、冷静に考えてみればこれでは水質が安定する暇もありませんね。

治療中の画像などを載せていきます。

経過の画像(10月5日~10月12日)

10月5日撮影。前回の記事は10月4日までの画像が貼り付けてあります。
10月7日。水換えの時に袋に移動し、ライトをあてて撮影。

10月6日、薬浴5日目にはミニキャットを五粒食べられるようになり、恐らく傷口を保護するために分泌されたであろう粘液状の浮遊物の量も少なくなっていました。水量は11ℓ、使用した薬は変わらず観パラD。観パラDは1ℓあたり0.1mlが規定量なので、11ℓの水には1.1mlですね。 (表記が間違えていたら申し訳ございません。) 薬を添加する時にはシリンジで薬を吸い上げ、30分で0.1mlほどを追加するようにしていました。

20㎝を超えるポリプテルスに対して11ℓでは水量が非常に少なく、短期間での水質の悪化が目に見えて分かります。水換えは2・3日に一回半量~全量水換え。水槽はその都度42℃程度のお湯のみで擦り洗い。薬浴中は薬効成分を分解してしまう可能性があることから、濾過機は無し。エアレーションのみで過ごしてもらっていました。

10月12日撮影。タッパーに移動させるのも慣れてきました。
同じく10月12日撮影。光の当たり方によって傷の見え方が違うので注意ですね。

10月12日。薬浴11日目。一週間を超えたあたりから薬浴を継続するか、かなり迷いました。以前に松かさでベタを亡くしてしまった時、薬浴をしていて回復したものと思い、通常の水に戻していったところ、症状がぶり返して結局亡くなってしまったという経験があります。今回のポリプテルスは比較的体力はありそうですが、傷口の状態はまだ芳しくないように見えたため薬浴継続を決めました。薬浴は本当に止め時が難しいですね。

ポリプテルスは鱗が硬いことから、滅多に皮膚病などにはかからないというお話もありますが、その分内臓に細菌が回ってしまうと進行が早いという意見も見られます。生体の体力がありそうなら、薬浴を継続するというのも大事ですね。餌を食べるか、排泄があるか、泳いでいる様子は見られるか、というのが重要なポイントになるかと思われます。

10月14日~

10月14日撮影。
10月14日撮影。横から。赤丸の辺りに傷があり、横腹も目に見えて膨らんでいましたが、だいぶ良くなりました。

翌日の10月15日で薬浴二週間目、隔離を初めて23日目でした。これまで薬や水量、設備を変えずに過ごしています。14日はミニキャット5粒、排泄も確認。傷跡は上の画像のように、カサブタといった具合になりました。

10月14日。上から撮影。ほぼ目立たない状態です。

およそ二週間分の内容でした。長くなるのでpart2に続きます。

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