寿命…?
昨日はかなりショックなことがありました。
朝起きてみたら赤いトラベタが亡くなっていて…
病気などにもかかっているようには思えず、前日も元気に泳いでいるように見えたのですが…。
亡骸も確認はしてみましたが、鱗やヒレ、目や口など異常も無く、大変困惑しています。
しかも6月・8月・今回と立て続けにベタを亡くしてしまい、どうしたものかと…
飼育環境はどの子も10ℓの水量は確保、外掛けフィルターの設置、水草を植えたポットと水温計、おやすみリーフだけをいれたベアタンクで週1水換えを基本にしていました。その時々で水の汚れがあるように感じたらゴミや排泄物を除去・確認し、2ℓ程水換えという具合でした。
水質や水温・ヒーターの暴走なども無く、同じような環境でハーフムーンも生きている状態です。
お店に並んでいた段階で結構大きい子で、お迎えしてから1年と8カ月を迎えていました。
ベッド横に水槽を置いてあったのですが、朝起きると水草から顔出してフワフワと寄ってきてくれて可愛かったんですよね。
あまりに突然の死でしたが、ベタの寿命は平均して2年ほど、長くて3年ほどとも言われています。都合が良いのかもしれませんが、寿命を迎えたのかな、という捉え方をしました。
思い返してみると、ハーフムーンと同じ環境・設備にも関わらずこの子の水槽だけ油膜が凄かった事、最近ヒレの色が褪せた赤色になってきた事、背びれが何だか骨っぽいかも?(穴あきやヒレ裂けではなく、骨が目立つような感じ)という自覚はありました。もしかして、歳を取ると分泌物の内容などが変わって、油膜が酷くなる…とかもあるのかしら?とも思いましたが、定かではありません。
ベタが歳を取ると、体格的には大きくともヒレ等体色が褪せてきたり、ヒレにハリが無くなって萎む・全体的に骨ばる…という事もあるようですね。12月で迎えて丸2年でしたが、おそらくこの世に生まれ落ちてからの計算だと、とっくに2年は超えていたと思います。今までありがとう。
お魚は生きている時は触れ合いたくとも触れ合えず、まともに触れ合えるのは亡くなってからと思うと切ないものがありますね。綺麗な亡骸が切なさをより煽ります。
人間の体温はお魚には高すぎるので、触れてしまうと人間でいうところの火傷のようなダメージを負ってしまうんだとか。もし触れなくてはならない事があった場合は、きちんと手を清潔にした上で冷やしてから触れましょう。基本的には触れないのがベストですが…。
ベタを亡くして思いついてしまった事
一匹目のミーティや鯉ベタを飼育して亡くした時には思いつかなかったのですが、鯉ベタを亡くした時にふと標本にしてはどうだろうか?と考えていました。ミーティと鯉ベタの時は鉢植えに土葬をしてあげましたが…。
人によっては残酷に見えるかもしれませんが、メダカが一匹亡くなった時に標本を作ってみました。そこからはトラベタ♀と、先月亡くなった色が変わったベタも標本にしています。メダカとトラベタ♀は液浸標本、先月亡くなった子は樹脂封入をしてあります。標本についてはまた後日記載します。今回の赤いトラベタは樹脂封入にします。
土葬される方が多いと思いますが、標本にしてみようかな…?という方の参考になればと思います。
ペットが亡くなったら
飼育している生き物が亡くなってしまった後どうしたいか、というのは人によって様々だとは思います。
土葬が一般的ですが、外国産の熱帯魚の場合は日本にはない微生物や、病気になっていたら病原菌が含まれている可能性があります。生態系が崩れるおそれがありますので、川や海、湖などに流したりすることはやめましょう。また、魚だけでなくペット全般、死骸を公園などの公有地に埋めると違法になります。これもやめましょう。
鉢植えに植物と共に植えるということはやってみたのですが、植物が枯れてしまう場合もあるようですね。
実際にミーティの時は花を植えたのですが、すぐに枯れてしまいました。事故で亡くなってしまったので病気の可能性は低いですが、もしかしたら何かしらの菌を保有していたのかもしれませんし、死骸が分解されるときに菌が繁殖して花を枯らしてしまった、という線も考えられます。
飼っていた生き物という事もあって中々踏ん切りがつかない事もあるかとは思いますが一般廃棄物としての処理が適切です。お住いの自治体に相談してみることが一番良いかと思います。
お魚が亡くなった後の水槽の処理
ベタの飼育ということもあり、水槽内の生体はベタのみなので水槽の処理は楽でした。
我が家で行っている水槽のリセット方法について順序立てて書いていきます。
以下はうちのやり方です。特に5番のハイターの使用に関しましては自己責任です。病気が発生したり、病気が原因で亡くなった魚が入っていた水槽には効果的な除菌方法かと思いますが、本来であればアクアリウム用品に漂白剤・洗剤類の使用はご法度です。ハイターや洗剤の成分が残った状態で生体をお迎えすると命にかかわります。万が一使用される場合はきちんと生体や水草を避けて、水槽内を空にした上で行いましょう。使用後は過剰なくらいのすすぎをしましょう。
- 亡くなったベタを使い捨てカップで掬って避けてあげる。
- 水槽の水は全て廃棄。濾材は使い捨てられるものは廃棄。リング濾材などはザルに避ける。
- アクセサリーと水槽を40℃くらいのお湯で洗う。熱すぎるとシリコン部などにダメージになったり、ガラスが破損する場合がございます。高温過ぎない程度に。
- リング濾材とフィルターのストレーナースポンジ以外のアクセサリーは濯いだ空の水槽内に戻す。
- キッチンハイターを適量入れ、お湯を溜めて30分ほど放置。
- 水を捨て、過剰なくらい濯ぐ。
- 再び空の水槽にアクセサリー類を入れて水を溜める。規定量より多めのカルキ抜きを入れて30分ほど放置。
- 水を流し、軽くすすぎ日光に当てて乾燥&消毒
- 新しく生体をお迎えするときは水槽やアクセサリーを水道水で濯いでから使用。
7番に関しましては、しっかりとすすいであれば塩素が残ってはいないかと思いますが、念のため行っています。ここで塩素が残っていたとしても、極端な量の塩素が残っていなければカルキ抜きで中和されるはずです。
うちはベアタンクなので砂やソイルはありませんが、砂やソイルを使っている方は廃棄した方が良いと思います。
複数のお魚を飼育している水槽で、亡くなったお魚が出てしまった場合も可能であればリセットする事が望ましいです。感染症や病気の場合はうつる可能性や、亡くなったお魚を放置した時間数によっては水質が悪化している場合がございます。リセット時は生体を全て別容器や水槽に移してから行いましょう。 移した先の容器や水槽への酸素供給やヒーター設置も忘れずに。
上記の場合はリセット後の水槽に生体を戻すかと思いますので、ハイターの使用はせずにお湯での消毒が無難かと思います。万が一ハイターをご使用される場合には、しっかりと濯いでカルキ抜きで中和後、水質検査キット等を用いて塩素が中和されたことを確認された後に生体を戻してあげましょう。