うちで飼育している生き物のうち一番大きい生き物のウーパールーパーについて書いていきます。そこまで重要とは言えない内容になりますので、興味の無い方は飛ばしてください。
2020年5月5日、こどもの日にとある熱帯魚店にてプリンカップのような容器で飼育されていた3㎝ほどの小さなウーパールーパー。私はお迎えする事に対して正直迷っていましたが、同居人のお迎えしたいという気持ちに負けお迎えをいたしました。アクアリウムにきちんと向き合っていらっしゃる方には肯定的に見られないかもしれませんが、この時はウーパールーパーに対しての知識など全くなく、お迎えと同時に飼育方法をひたすら調べる日々が始まりました。幸い小さいプラ容器(水量およそ4ℓほど)は保持していたため、取り合えずその中で過ごしてもらう事に…。
2020年5月~8月末までの成長記録
最初に与えていた餌は冷凍アカムシとトレビオのウーパールーパーの餌、人工飼料を細かく刻んだもの
イメージするウーパールーパーよりもかなり小さく、知識不足な状態は否めず、長く生きてくれたとしても3か月ほどか…などと考えていました。
五月いっぱいまではプラ容器のなかで過ごしてもらいました。六月からは30㎝水槽に移動。
予想より生きてくれてかなり安心した記憶があります。ウーパールーパー 大きさと検索すると23㎝と検索結果が出てきますが、23㎝って結構な大きさですよね。飼育下で体長30㎝は中々超える事は無いようです。
小さい個体は水面に浮遊している事が多く、お腹にガスが溜まる事で起こるぷかぷか病かと思い肝が冷やされる事もありました。餌が合わなかったり、水温が高いとぷかぷか病を引き起こす場合があるようです。水温を下げること、餌を見直すことで治る場合が多いですが、酷いと転覆状態になってしまいます。幼いうちは体力も無いため、きちんと餌を与えて早めに大きくしてあげる事も重要です。幼いうちは一日3・4回に分けて給餌してあげると良いかと思います。食べ残しの放置は水質悪化の原因となるため、速やかに掃除してあげましょう。
餌・水温管理について
ウーパールーパーの最適温はおよそ15℃~20℃あたりです。最高で27℃、最低で10℃ほど。元々低水温を好む生き物ですが、低すぎても便秘傾向がみられたため、冬場は水温18~20℃付近を保つ金魚用ヒーターなどを入れてあげても良いかと思います。
水温管理が大変な夏場は
- 人間が使用するエアコンにて部屋ごと水温管理
- 水槽のうちに取り付けるファンを使用する
- 水槽用クーラーを導入する
これらのうちのどれかになると思います。
水槽用クーラーは場所を取る事とかなり高額のため中々手が届かないという方が多いと思われますので、室内クーラーにて管理する事がお手軽です。水槽用ファンは水槽のフレームの有無によって取り付けられない物や、落下の危険があるため商品情報はきちんと把握しておきましょう。しかし、室内クーラー+人間が使う扇風機の風を水面に当てる事が一番お手軽…というのが私個人の意見になります。
また、冬場は水温10℃ほどで便秘傾向が見られたため、ヒーターを導入したところ、ヒーター付近からあまり動かなくなりました。その後しっかり排便が見られたため、寒すぎるのもよろしくない…という感じでした。
お住まいの地域によっても冬場の寒さや夏場の暑さは違うため、ご参考までに。
給餌は春~秋は小さい個体なら固形餌やアカムシを毎日与えることが望ましいですが、成体であれば1日おきや2日おきでも問題ありません。冬場は代謝が落ちるため、2、3日に一度与える程度がベストです。
成体になってからも固形餌ばかりでなく、おやつ程度にアカムシを与えてあげると栄養バランス的にも整います。ただし与え過ぎには要注意です。毎日与えるのであれば2、3粒ほどでも良いと思います。
我が家では週のうち3日、1日で4粒は与えることを目安としていますが、この3日目にあたるまでに排便が見られた場合は与える粒の個数を増やしたり、乾燥エビを与えたりしています。時々プレコ用の植物性タブレットも与えてみたり…。
排便が見られない場合は排便が見られるまで給餌しないで様子を見ています。成体のウーパールーパーは持病などのよほどの原因が無ければ5日程断食状態でも急に餓死する…という事はないです。食事と排泄のバランスはきちんと取ってあげましょう。
「記録」の使い方
この頃には30㎝水槽では窮屈になっていました。アカムシなどを入れてあげるフィーダーカップに乗っています。5月5日から8月末までの様子をみていると、わずかな間で急成長したなと思います。
私自身も写真を見直すまでどのあたりを境に大きくなったのか把握していないほどで…
写真や動画で記録を残すと思い出にもなりますし、成長速度や健康状態も把握しやすくていいですね。
また、体調が悪いかも?といった確証が持てない時に通常時の写真があると原因究明にも一役買う場合があるので大変貴重な資料となります。縁起でもないですが、死亡してしまった場合にも病状を見返して反省点を探す事が可能となりますので、思いついた時に写真や動画で記録してあげると色々な面で役立つ場合がございます。
このブログも一つの目的として情報発信というものを掲げているつもりですが、世の中にはベテランアクアリストさんは沢山いらっしゃいますので、一意見として参考程度に扱っていただけましたら幸いです。また、私本人があくまで備忘録として投稿しているという側面もございますので、表現が分かりにくい、この飼育方法はおかしい、という場合もあるかもしれません。その場合はお気軽にコメント等でお問い合わせくださいませ。
ウーパールーパー編 2ではソイル等レイアウトについて、餌の変更、水槽とフィルターの拡大について書いていきます。