アクアリウム ポリプテルス・セネガルス

ポリプテルスの傷?

昨日水換えをした時にポリプテルス(大)のお腹に傷があることを発見しました。

ど真ん中。謎の傷。
傷のところだけ鱗が持ち上がる状態
横から撮影

ベアタンクなので反射して見えて、最初は糞か何かかな?という感じでしたが、近くを泳いだ時に赤みを確認…。身を翻した時に、血か糞か体液かは不明ですが、褐色の液体が傷口からフワッと漂い、これはただ事ではないと思い隔離いたしました。

万が一病気だったりするともう一匹に感染する恐れもありますからね。

しかしもう一匹は餌も食べるし、いたって健康に見えます。

普段の飼育環境

水槽の環境としては90㎝水槽ベアタンク、外掛けフィルター、ヒーター、アヌビアスナナが活着されている流木、丸太のような形の隠れ家(これは作り物)、水換えは週1ですが、糞や餌の食べ残しを吸い取る時にも水を入れ替える事になるため、水換え自体はこまめに行っているかと思います。

この中で傷の原因となりうるものは流木か隠れ家でしょうか…。結構臆病な奴で、人が通るとビビッて泳ぎ回ります。そして飼い主もビビります。

仮に漂った体液らしきものが糞だとしたら、かなり深い傷ですし、病気だとしたら鱗が浮くというのはかなりマズイ状態です。傷だと仮定してもポリプテルスの硬い鱗に傷がつくほどの衝撃となると、かなりのものだったかと思います。

ひとまず隔離…

古代魚のため、薬浴は基本的にNGです。熱帯魚や金魚飼育にも用いられる塩浴も賛否両論あります。

塩浴を行ったら全滅した…という意見も見かけて、かなり迷いましたが、濃度薄めの塩浴をすることにしました。

隔離するにしてもさすがに60㎝ほどの水槽は持ち合わせていない為、苦肉の策として30㎝水槽に移動しました。ホームセンターで売られているような長方形の物です。20㎝ほどの魚に30㎝水槽、通常ではありえない環境です。

昨日は水10ℓに対し塩は25g、濃度的には0.25%程かと思います。(計算合ってるかな?)

通常塩浴として効果が見込める濃度は0.3%~0.5%になるため、最低の値にも届いていません。ベタなどと同じ様な塩浴にするとかえって負担になるような気がしました。

浸透圧の関係から来る体液の流出を少しでも抑える事と少しでも殺菌が出来たら…という気持ちで行いました。

ポリプテルスの引っ越し(2021年9月22日)

もともと90㎝水槽で過ごしていた20㎝超のポリプテルス、こいつをどうやって移動するかひたすら考えました。90㎝水槽にバケツを沈め、ポリプテルスを入れる…までは良かったです。

30㎝水槽の奥行で沈められる大きさのバケツではありません。

取り合えず食品などを保存する薄手のビニール袋をバケツに沈めて何とか袋の中に入れて、お店からお迎えした時のような状態にしました。めちゃめちゃ暴れました。

生活感のある台所でお恥ずかしい限りですが、台所が一番スペースとして広いためここで移動

ビニール袋に入れたまま、水温を調整した長方形の30㎝水槽に浮かべて水温合わせ

同じ大型の生き物でも、ウーパールーパーは顔や体が多少水から出ても衝撃を与えたりしない限り

そこまで暴れません(個体差あり)ですが、ポリプテルスは水深が浅くなるだけでも不穏な動きになります。

メダカのように網で掬って移動というのは、かなり大きい網でもない限り不可能です。何よりお腹の傷に網が引っかかりそうでこの方法は論外でした。

90㎝水槽に入っている時は20㎝程の魚って大きく見えませんが、バケツに掬ったりすると実はそこそこ大きいんだな…と改めて思いました。アクアリウムを始めて、大きさに対する感覚がおかしくなっているのかもしれませんが、ホームセンターに売られている30㎝水槽は水量・容量不足になりがちだと思います。テトラ系やメダカなどの小魚でも群泳させるとなれば必要な水量は多くなりますからね。

急拵えのため配線もそのまま。移したばかりの時は泳ぎ回ってました。
薄い蓋のみでは暴れて飛び出す可能性もあるため水入りペットボトルを重石に。タオルで目隠し。

水槽のチョイス失敗に気が付く(2021年9月23日)

水換えのし過ぎは良くないと思いつつも10ℓにこの個体ではすぐ水質が悪化します。塩も悪化の原因になります。傷口の修復のために粘液などを出しているのか?結構な量の浮遊物が確認できました。

さて水換えの為に移動するか…と思いましたが、長方形の30㎝水槽の奥行でも入るバケツは無く、水槽をひっくり返すわけにもいかない。前述のビニールで掬う方法も試しましたが、如何せん奥行が狭いせいで手の可動域も狭くなる為、ポリプテルスを袋の中に誘導する事が出来ません!!!30分ほど悪戦苦闘…。

前にアクア友達から生体をいただいた時に、生体が入っていた大きめのタッパー(2ℓの四角いもの)斜めにしてポリプテルスを何とか掬いました。水量ギリギリすぎてめちゃめちゃ暴れたため、咄嗟に鍋の蓋を置く。

タッパーに移動して水を追加してやり、ビニールに移し替える。ここまでで1時間はかけたと思います。

また同じ水槽に入れたら水換えが大変になる事や、ポリプテルスにストレスをかけることを考えて

メダカの稚魚たちが入っているキューブ水槽(幅は25㎝ですが深さがあるため水量も若干多め)と入れ替える事にしました。わずかですが水量も多く、キューブの方が開口が大きいため、ポリプテルスを掬う際も手の可動域に余裕が出来ました!

引っ越しに次ぐ引っ越しでごめんよ。
移してばっかりなので落ち着かない雰囲気
水入りペットボトルの重石は変わらず

何とか移動に成功しました。体に負担をかけてしまって申し訳ないです。

水11ℓに対し塩25g、昨日よりは濃度は薄め。1ℓ余裕は出来たとはいえこの大きさの生き物+体液が出ている状態ではすぐ水が汚れるかと思います。塩も水質悪化の原因になるので…。

昨日今日と続いて水は新しい水を使用しています。新水は負担になりそうですが、あと2日くらいは全量水換えになるかな、という感じでいます。

呼吸も安定していてお腹の赤みが広範囲ではないため、今のところは病気の線は薄いと思っています。しかし今後赤斑のように広がったら病気確定ですね…。

ひかりクレストミニキャットを二粒入れてみましたが、やはり食べないためすぐに廃棄

ポリプテルスは1カ月くらい食べられなくても死ぬことはほとんど無いかと。

今年の春はポリプテルス(小)の拒食、今回はポリプテルス(大)の拒食に続いてこの傷…

拒食と傷に何か関係があるのか、関係があるとしたらやはり病気の線が濃くなります。

ポリプテルス(小)は今は普通に餌を食べるようになり、元気に泳いでいます。生餌すら食べなかったときは覚悟を決めたほどです。

まだしばらく隔離生活が続きます。せめて傷であってくれ、完治してくれと祈ってます。

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